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そして続く高橋をセカンドゴロに打ち取りこの回クリーンナップを3人で片付けた。
「それにしても立て続けにインコースって一瞬焦ったぞ」
ベンチに戻る神岡が朝霧に言った。
「あの時、確実に松田さんはフォークを狙っていたからな。あの人は相手の決め球を打ち崩して、相手の戦意を喪失させようってタイプ。だから裏をかいてストレートのサインを出したわけ」
にっと笑い得意気そうに朝霧は答えた。
「ちゃんと考えてんのな」
「まぁ一応キャッチャーだからな……」
「へっ頼りになるぜ相棒!」
そう言って神岡は笑顔で朝霧の背中をパシリと叩いた。
そして回は中盤の四回へと突入する。
桜ヶ丘は攻撃に移る前に円陣を組んだ。
「こちらはまだノーヒットだ。頑張ってる神岡のためにも絶対攻略するぞー!」
「おおーー!」
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