VS 東海大佐上 ~後編~

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2点を失い、尚もノーアウト二塁のピンチ。ここで東海大側がタイムを取り内野陣が一度マウンドに集まった 「さっきのは完全にカット狙われたな。俺のリードミスだ。」 「たまたまでしょ。たまたまバットを出したところがよくて、たまたまいいところに当たっただけ。さっもういいでしょ?俺は大丈夫だから。」 そう言って橘は手を前後に振り戻ることを促した 「翔太!いい加減相手を舐めるのやめようぜ。仮にも三回戦まで勝ち上がってるんだからな。」 宇田川が怒気のこもった言葉を橘に言い放ち、さらに続けた 「現に2点取られた。下手したら逆転なんてこともありうる。可能性は低いがな。だが0じゃない。“あの球”使っていくぞ!」 「!!?────」
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