始まり

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──そして入学式が終わった。 「はー終わった終わった。さて野球部でも見に行くかな」 「あれ、キミも野球部入部希望でやんすか?」 一見おとなしそうで眼鏡をかけたいかにも○タクっぽい少年が突然話しかけてきた。 「あーそうだけど、お前も?」 こいつほんとに野球やるのか?ってかやんすってなんだ?そう思ったのは神岡だけではないだろう。 「オイラは矢部宏樹(やべひろき)でやんす。一応中学は外野手やってたでやんすよ。あとプラモデルがすごい好きでやんす」 「いや別に聞いてねえし・・・」 矢部…外野手…やんす…どっかで聞いた響きだが気のせいだろうか。 「まぁ一緒に行こうぜ」 そう行って二人は部室へと向かった
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