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ハァハァッ
1人の男が何かに追われるているようだ。
バットを肩にかついでいるところを見ると野球部であろうか。
そしてようやくその男は部室にたどり着く。
そうその男は──
「ハァハァッ」
学年の1、2位を争うイケメン朝霧竜二である。
「おっ噂をすれば……だな。今日もお疲れだな」
「もう勘弁してほしいよ……」
「朝霧きゅ~ん!」
「のわ~!」
入学してからこの光景は毎日と言っていいほど起こっている。
朝霧が入学早々ファンクラブというものができたらしく、常に追われている。
休み時間には他クラスからも女の子が集まる始末。
朝霧に安住の地はなかったのだ。
そして再び朝霧は部室から逃げるのであった──
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