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「──したっ!」
グラウンドに一礼してから1日の練習は終わる。
「今日も疲れたなー」
「でやんす。でも女の子がいると疲れも吹き飛ぶでやんすね」
「つうかお前佐山のこと見すぎだからな」
呆れた表情で矢部のほうに目をやる。
「だってかわいいでやんす」
改めて言うが矢部は完全にいっている
「松山はどうよ?」
「うーん、あとちょっとでやんすよ。なんていうか男っぽいとこがマイナスなんでやんすよね。うんうん」
1人で納得する矢部。
(なんで上から目線なんだよ…)
と神岡は心の中で突っ込みを入れた。
「キャプテンはどう思います?」
「うん、どっちもいい子だと思うよ!」
(いや、そうじゃなくて…)
荻原は恋愛系にあまり興味がないようだった。
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