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一方そのころ神岡らはというと
「ん?」
「どうか……した?」
「いや、なんか誰かに見られてるような気がする……」
そして少し気になり後ろのほうを確認する。
すると後方から声が聞かれた。
「にゃ~」
その声の主はネコであった。
「なんだよネコかよ……」
ネコにびびった自分が恥ずかしかったのか、少し強がった態度をとった。
しかし実はこの声の主は森田であった。
「ふ~危なかったぁ。森田先輩ナイスです!」
「坂本さんが大きな声出すからでやんす!」
「うるせー! 先輩に向かってその態度はなんだー!」
「そっそれにしても森田さんネコの真似うまいですね……」
矢部と坂本の喧嘩を避けるため話をそらす朝霧。
「こいつ前世ネコらしいぜ!」
と坂本はガハハと大笑いした。
(だからって語尾ににゃ~てつけるものなのか?)
ごもっともな疑問である
この答えは本人ですら分からないらしい。
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