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「なんでつけてたんだ?」
神岡は松山を問いただした。
「それは……有希が最近おかしいからひょっとしてできてるんじゃないかって、このメガネが」
そう言って矢部の方を指した。
「提案者は唯ちゃんでやんすよ!」
「できてるって誰と?」
矢部堂々の無視される。
「いやだからあんたとよ。帰り道一緒だから怪しいと思って……」
「それでつけたわけか。まぁ一応言っとくがそれはないから」
納得の表情を浮かべる神岡は3人の疑問をばっさりとぶったぎった。
「うそっ! いい感じなのに~」
「別に興味ないからな。」
「あんたもしかしてコッチ系?」
「なんでそうなるんだよ!」
「いやだって興味ないとかいうから」
「今は恋愛よりも野球に集中したいんだよ。ずっと皆で野球がしたいんだ!」
「何主人公みたいに熱く語ってんのよバカ」
「だって俺主人公じゃん。ってかバカとはなんだー!」
結局神岡と佐山は付き合ってる説は松山の勘違いに終わったのだった。
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