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桜の月日は過ぎ5月へと突入する
いよいよ夏の大会に向けてチームが動き出す──
部室では神岡と荻原の2人が着替えていた。
「──昨日監督が今週末に練習試合をするって言ってたけど、湘南学園ってどのくらいのレベルなんすか?」
「ん、えっとねーだいたい毎年3回戦には進出してるから、そこそこ強いよ」
「へーならやりがいあるじゃないっすか」
「そうだね。ただ勝てるかどうか……」
「なにやる前から弱気になってるんですか! そんなんじゃ勝てる試合も勝てないっすよ」
「そうだよな。俺たちは勝てる!」
「その調子っすよ。今日も練習がんばりましょー!」
「おう!」
「よーし俺はブルペン行くぜー!」
一目散にブルペンへと向かう神岡。
それを見て荻原はもっと前向きに考えようと心に誓った。
今日の練習は外野手はノック練習、内野手はバッティングケージで打撃練習を行っている。
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