練習試合へ向けて

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カキーーン パシッ カキーーン パシッ さすがは3年といったところか、特別うまいわけではないが無難にこなした。 「すごいでやんす。オイラも負けてられないでやんす!」 しかし相変わらずポロリも多い矢部であった。その後高宮、森田にみっちりしごかれるのであった── 一方内野チームはというとバッティング練習をしていた。 カァァン! パスッ! カァァン! 「いい感じじゃん隆斗」 「んあ? まぁ調子は悪くねーよ」 2人一組でトスバッティング 坂本と真田ペア、三神、荻原ペアで練習を行っている。 「行くぞ三神」 「はいっ」 ブゥォン! コロコロ 「当たらない……やっぱ僕は野球に向いてないんだ……」 なぜか三神は突然泣き始めた。 それを見た荻原が真剣な顔つきで話始めた。
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