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黒髪黒瞳、ロングヘアーでキリッとした顔立ちが印象的。
日本人で生徒会入ってそうな雰囲気。
私服姿なのでどこ高校かはわからないが、おそらく同年代。
高校生身分相応な胸のサイズ。
俺の見解ではC。
またスカートからスラッと伸びた脚。
引き締まったウエスト。
日本刀が熊の血で赤く染まって妖しい雰囲気をかもし出していたが俺はその女の子の事を可愛いと思ってしまった。
「俺が若いというのなら……あなたは凄い若作りをされてるんだな」
「ち、違うわよ! 私は16歳! 若きってのは、まだ魔法使いになって日の浅いって意味!」
顔を紅潮させて全力で若作りを否定する。
ふむ、魔法を使って若返ってると思ったぜ。
「とりあえず、あなたに質問があるわ。広域認知魔法なんて使って何がしたかったのかしら」
「俺は魔法使いになって日が浅いからな。先輩魔法使いを呼びたかったんだ」
女の子は手を口に当てて少し考え込んだ。
「そして、あなたは誰なのよ? 魔法使いの成り立てだって言ったけど」
「人に名を尋ねる時は、まず自分から名乗れと母親に教わんなかったのかい?」
「くっ…………まぁいいわ……。私はティーリアースという所から派遣されたトルテイ国のlw軍の襲撃魔法部隊の岡山美緒。階級は曹長」
「よろしい」
「殺すわよ?」
美緒が鞘に納めてある日本刀を抜き出そうとしたので俺は慌ててふざけるのを止める。
「俺は、地球生まれ日本育ちの生粋の日本人で17歳。高井芳樹。私立東高校所属。階級はない」
「よろしいわ」
「殺すぞ」
「あ゛あ゛?」
「なんでもございません」
ふざけて人をからかうのが悲しいかな俺の性である。
岡山美緒と名乗った女子は腕を組み直して俺に再度問う。
「で、もう一回詳しく聞くけどなんであなたは広域認知魔法なんて危なっかしい魔法を使ってたのかしら?」
「かくかくしかじか四角いムーブ」
「ダイハツへ♪ ……ってふざけないで!」
あんまりふざけていたら、話がぜんぜん進まないので俺は美緒に全て話すことにしました。
悪い人じゃなさそうだし、強いし、なにより美少女だからな。
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