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「なるほど、つまり先輩魔法使いである私に魔法とかいろいろ教えて欲しいわけね」
「そうだ。あと、さっきティーリアースから派遣だかなんだかって言ったな? それは魔法の世界の名前か? とりあえずそこに行けるのなら俺はそこに行きたい」
「別に魔法使いでも日本にいる事は出来るのよ?日本にも魔法使いはいるしね。なんで魔法の世界に行きたいのかしら?」
「何でって……そのほうが楽しいじゃん」
「…………変な人」
美緒は俺をみてクスって笑う。そんなに面白い事を言ったつもりは無かったのにな。
「美緒は軍所属だったよな? 魔法使いだけの軍みたいな感じだろ? 出来ればその軍に入れて欲しい気持ちもある」
「まぁ、私の一時的だけど今の所属は軍の日本支部だけどね。支部にならすぐにでも連れてあげられるわ」
「じゃあ、そこに連れてってくれ」
「わかったわ。土曜日のam8時にここでいいかしら?連れてくから。日本支部にね」
その言葉に俺が了承すると、岡山美緒はすぐに飛んでこの場を去って行った。
ああ、これが俺の異世界物語の始まりかと思い、ひそかにガッツポーズをとった。
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