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「魔法が使える」
そう確信したのは、いつものように半分夢の世界へダイブしていた馬鹿みたいにつまらない英語の授業中の出来事である。
名前は高井芳樹。
中肉中背で成績運動共に中の中の俺は、厨二病がついに末期に達してしまった可能性が頭の中をかすめていた。
が、人間が歩いて走って呼吸をするのが当たり前かの如くに、俺は魔法が使えるという事を当たり前に感じていた。
厨二病末期だと自分を疑う気持ちと当たり前な魔法の存在がぶつかり合っている。
だとしたら試すしかないよな……。
魔法を使って証明して見せる事が1番手っ取り早い懸念の拭い去る方法だ。
コマンド!?
たたかう
まほう ▼
どうぐ
にげる
脳内コマンドを開いて確認する。現在、俺が使える魔法は火の魔法のみらしい。
仕方がないだろう。
魔法が使えるよう用になったばっかりでいわば俺はレベル1の状態だ。
本当はイオ●ズンとかパルプ●テとか使いたかったけど。
最初から使える簡単な火の魔法でも魔法であることにはなんらの変わりはないからな。
思ったらすぐに行動に移す俺は早速魔法を使うイメージをする。
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