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そこで、俺は同じ場所同じ時間に魔力の放出を試みようと思う。
他の魔法使いが俺の魔法の放出に気づいて接触を図ってくれれば一番いい。
その魔法使いが美少女であればなお良い。
「と、いうわけで河川敷で毎日PM10時から10分間の魔法の放出を行おう」
ちなみに何故、河川敷かというと、戦闘を恐れたからである。
この魔力放出でやってくるのが悪者の魔法使いや魔物の類だったらまず、戦闘は避けられないだろうからだ。
なら、民家に被害が出ずのびのびと戦える河川敷の方がよい。
地の利だってある。
で、俺は早速河川敷にやってきて魔力放出を行っていた。
あくまでも、魔力だけを放出する。魔力をガソリンみたいなエネルギー体に変えたりはしない。そして魔力は出来るだけ薄く。でないと10分も持たないし広域に展開出来ない。
イメージは、俺はここだ!と電波を散らす感覚。とーん、とーん。って魔力放出する。
10分後。
「思ったより疲れた…………」
とりあえず収穫は無かったが、今日収穫があるとは思わない。
そして河川敷で広域魔力放出を始めて八日目。
始めは、燃費も悪くて近域しか展開出来なかったが、何回もやるうちに省エネ化の方法。更に遠くまで魔力を飛ばせる様になった。
成長というのは早いもんで、今は県全域には届いてるはず。
補足だが、魔力量は少ししか増えていない。
それは魔力のコントロールに慣れてきたという事である。
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