PROLOGUE はじまり……

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12月の初旬 「失礼します」 「おっ、来た来た」 放課後に俺の二者面談が行われた。 前のドアを開けると、机が向き合って並んでいて、その奥の方には俺の担任の先生がいた。 俺が先生の前の椅子に座ったところで、先生との面談が始まるのだった。 「最近、勉強しているか?入試までもうすぐだしな」 「はい。分からないところが少なくなってきたのですが、まだまだだと思っています」 俺はなぜかよく分からないけど、先生の問いに笑顔で答えていた。 「そうか」 先生は軽く頷いていた。 「じゃあ、始めるか」 そして、いよいよ本題へと移っていったんだ。
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