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「だめもとでも構いません。受けさせて下さい。」
しかし、俺には先生の言葉を飲み込むことができない。
俺には諦めることはできなかったのだ。
俺はそんな答えを出した。
すると悩んだ様子を見せながら、先生は反論を始めた。
「しかしなぁ…。お前が書いた志望動機に「『高校生クイズ』に出たい」って書いていたけど、それは他の学校からも出られるだろう?」
先生から俺にとってとどめを刺されたような言葉が出てきた。
さすがにすぐには反論できなかった。
「……」
1分ほど外から聞こえる声以外何も聞こえなかった。
「別に、俺が決めるようなことを言っているように聞こえるかもしれないが、最終的に決めるのは高坂、お前だ」
先生は、さっきより優しい声で話した。
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