PROLOGUE はじまり……

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「大岡村高校!」 早押し競争で勝ったのは、3年生の最強軍団だった。 「正解なら全国優勝……!!」 チームリーダーの美夏は左右を見回した。 (問題文の続きは「千分率は?」だろう?大丈夫だ) と翔が、 (間違ったら、また2回連続で答えればいいいんだしね) そして、千尋が。 「では、お答えください!!」 リーダーが口を開く。 「じゃあ、いくよ……」 小さな声でチームリーダー、美夏が音頭をとった。 「……せーのっ」 「パー・ミル!!」 「パー・ミル!!」 「パー・ミル!!」 3人とも自信たっぷりにそう言った。
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