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その日の夜…
「織姫さん…帰ります。
お世話になりました」
「浦島さん…」
「織…姫さん?どうしたんですか?」
「体が勝手に…」
織姫は浦島に抱きついていた。
「…行かないで…お願い…」
「織姫さん…」
「我は貴方の事が好きだか、我々には“掟”があるのだ」
「掟?」
「この竜宮城には男は住めない。
もし住めは…竜宮城がなくなってしまう
だけど!!今、浦島さんを離すともう会えない気がするのだ」
「………“男”じゃなきゃ、いいんなだ…」
「何を…」
浦島は織姫の手を掴み、自分の胸へ押し付けた。
ムニュ…
「へ…?やわら…かい?」
「僕…実は“女”なんだ…」
「…へ?…え―!!!!????」
「僕の名前は浦島 凛華、正真正銘の女の子
昔…男の子に見えることでいじめられて
その反動で男の格好してるんだ」
「しゃあ…」
「いつまでもここにいれるよ」
「浦島さん…」
「凛華てよんで、あと猫かぶりはなし」
「わかった、じゃあ私の事も奈樹ってよんで」
「わかった、奈樹、僕も好きだよ」
二人は見つめ合い、甘いキスをした。
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