魔王

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西暦19XX年… 魔王が統一間近の頃、人々は餓え、魔物は世界を貪り、自然が枯れていた… そんな中、一人の戦士が世界を徘徊していた。 彼の名はロクサス、だが普段はゼウスと呼ばれている 唯我独尊の戦士 「たく、ロクなもんねぇーな」 ゼウスは、ある廃村を回っていた。 「オイ、そこの兄ちゃん、何あんた戦士なの(笑) 魔王様が統一しようとしてんのに、時代遅れだね(笑)」 ゼウスの前に人語を喋る魔物が現れた。 「…瞬鍠」 「あぁ?」 ザシュ…バタン!!! 「弱い…(シューベルト…今、世界の何処に居るんだ…)」 ゼウスは村を出ていった。 そんなゼウスを鏡から見てる者がいた。 「今回の勇者は手強そうですね、魔王様…」 「アァ…」 それは、世界を統一しようとしている魔王であった。 (こやつ…どこかで…痛っ!?) 「魔王様?どうなさいました?」 「ナンデモナイ…」 「そうですか…」 「我ハ休ムゾ…」 「はっ!」 バダン!! (くそ、身体が疼く…どうしたんだ…?)
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