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トッコーン!!
城は大きな音をたて崩れた。
その瞬間、魔物が次々と灰となった。
「聞け!!魔王は俺が倒した!!
魔物も全て終わりだ!!!」
オー!!!!!!!!
そこにいたのは、
シューベルトを抱えた、ロクサスだった。
三ヶ月後…
ロクサスは英雄となっていた
そんなロクサスはシューベルトと人里離れた村で暮らしていた。
「なぁ、シューベルト、何でお前突然いなくなって魔王になったんだ?」
「実は……」
それは八年前に遡る。
14歳になったシューベルトは一人で花摘みをしていた。
どんどん森の奥に入っていった
「?…何これ?」
そこにあったのは、石に刺さった剣だった。
シューベルトは好奇心で剣に触れた。
その瞬間、剣から黒いオーラが出てきて、シューベルトの体を包んでいき、彼女を魔王へと変えた。
そして八年間、魔王として君臨していた。
「そうか…怖かったな」
「怖かった…寂しかった…」
「だか、もう大丈夫だ、俺がいるから…」
「ロクサス…愛してる…」
「俺もだ、シューベルト…」
二人は結婚した。
その際、ある誓いを立てた。
「「生まれ変わっても、また恋をしよう」」と
20xx年、ゼウスの伝説が忘れ去られた時代、東京で始めて会った男女がこう言った。
「久しぶり、シューベルト」
「久しぶり、ロクサス」
二人は恋をし、お互いを愛し合った。
数百年の時を超え……
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