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「コラ~!亀をいじめるな~!!!」
亀をいじめていた子供達は逃げた。
「たく…今の子供は…」
麻の上着に藁のズボンをきて、釣り竿をもった浦島はため息を吐きながら呟いた。
「あの~…ありがとうございます…」
「へ?」
浦島が振り向くと、さっきほどいじめられてた亀がお礼を言っていた。
「君、喋れるの?」
「はい…ワケがありまして…
それより、助けてくれたお礼がしたくて…」
「お礼?」
「はい…背に乗ってください…」
浦島は言われた通りに背に乗った。
すると、亀は海に入って行った。
「ちょ!ちょっと待って!?」
「大丈夫です、安心してください…」
(駄目だ…息が…)
浦島は耐えられず、口をあげてしまった。
「あれ……?苦しくない?」
浦島は目を開けるとそこには、青く清んだ海が広がっていた。
(スゲー!!!きれいだ…)
しばらくすると海底に大きな城が見て来ました。
「あれが“竜宮城”です…」
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