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それから翌日…
「僕も手伝いますよ」
「そんな!?いいですよ、私たちがやりますから」
「いえ、泊められてる身でありますから」
浦島は織姫の使いの手伝いをしていました。
(優しいな…また胸が苦しい…)
織姫の心は揺れていました。
浦島を取れば皆に迷惑が掛かる。
掟を取れば心が死んでしまう。
「織姫さん…織姫さん!」
「はい!?」
「どうしたんですか?ボーっとして(笑)」
「な・なんでもありません!
ただ考え事をしていました。」
「顔、真っ赤ですが、大丈夫ですか?」
そう言うと浦島はおでこをくっつけてきました。
「~っ!!!???」
「熱は…無いですね」
「わ・我は急用があるので!!??」
「はぁ…」
織姫は顔を真っ赤にしながらそそくさと出て行った。
(私は何反応してるの…!!!う~…」
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