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「お嬢様。おはようございます…お嬢様!?」
「おはよう、フローラ」
「お目覚めになってらしたなら、お声を掛けて下さいまし。旦那様に叱られます」
「いいのよ、フローラ。勝手に起きたんだから」
「お召しかえ位手伝わせて下さいまし」
そういいながら、カーテンを開けてひだを整えてくくり、脱ぎ散らかしたパジャマを集めて乱れカゴにほうり込む
「頭位は結わせて下さいましね。…今日は乗馬ですか?」
「そう。高く結わえてまとめてくれる?帰宅したら埃を落として編みなおしてもらう事になるけど」
「今日はお誕生日ですものね。夜は何をお召しに?」
「お母様がパーティーの前にドレスをプレゼントして下さるそうよ。仮縫いの感じだと、白くてふわふわなやつ」
「…来年は結い上げる事になりますから、髪をおろしても綺麗になるように、今日は編み上げておきましょう」
フローラは手早く髪を両サイドから後ろに編み込んでいき、後で高くまとめると、ピンで止めた
「昨夜は旦那様達遅かったですから、朝食はこちらで軽く召し上がりますか?」
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