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「……でさぁ、次が僕で……………カキーン……って、センター前にヒット打った♪」
ごはんを食べながら、拓哉は今日の練習のときの様子を説明していた。
「すごい♪すごい♪」
「コーチにも誉められた♪」
嬉しそうに話す拓哉。
「お母さん、お母さん……僕もね……先生に誉められた♪」
史哉が負けじと話に入り込む。
拓哉がいい話をした時は、必ず。
史哉は、自分も誉めてもらえる話を持ち出す。
史哉にとっては、最も身近なライバルなのが拓哉だ。
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