第1章

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同じように、育てたつもりだが………拓哉は、のんびりマイペース。 史哉は、自分が一番じゃなきゃいけない負けず嫌い。典型的な、二番目だ。 拓哉の話から、いつの間にか史哉の話になったが……拓哉は、慣れたもんで史哉の満足がいくまで話させる。 「ねっ、すごいでしょ!?」 史哉の自慢話に、拓哉は頷く。 どうやら、史哉も満足したようだ………そして、また拓哉が話し始める。 「早く、試合に出てみたいな」 「そしたら、お母さん 張り切って応援しちゃうよ……史哉もね~♪」 史哉も、うんうん頷く。 「お母さん、"拓哉行けー"って騒ぎそう(笑)」 拓哉の台詞に……3人の笑いに包まれる食卓。 .
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