142人が本棚に入れています
本棚に追加
「…………………………………」
なかなか言葉が出てこない。
《ユズ?……あれ!?…ユズ??》
電波が悪いとでも思ったのだろうか……ユウは、何度か私の名前を呼んだ。
「ごめん………聴こえてる……………………………あのね…………………………私……………………………………………………………子宮癌………………だって……………………………………………」
《え!?》
まさか、そんなこと言われるなんて想像もしていなかったのだろう……ユウは、その一言で暫く無言になった。
.
最初のコメントを投稿しよう!