第2章

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「……ユズ!?」 ようやく口を開いたユウ。 「ユズに直接話した……ってことは、たいしたことないからだよ……じゃなきゃ、本人に言うはずないんだから…………あんま、気にすんな…………今日は、早く帰るからさ」 「……うん……」 ユウの精一杯の優しさなんだろう………元気な声で、早く帰ることを告げた。 気にすんな……か。 私とおんなじくらい気にしてるくせに。 早く帰る……って言うのが、何よりの証拠。 .
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