第1章

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「ただいまぁ」 そんな声に、ようやく我にかえる………お昼ごはんも食べずに、そのまま ぼーっと過ごしていたようだ。 小1の次男、史哉が帰宅したことにより…………やっと動き出す。 「お帰り」 「お母さん、おやつは??」 いつもと変わらない史哉の言葉に………自然に笑みがこぼれた。 「手洗い、うがいしてからね」 「はぁ~い」 史哉が素直に洗面所へと向かった………めずらしい……今日は、一度ですんなり行くなんて…………… 「今日ね、百点だった♪………………見て、見て~♪名前もはなまる~♪」 りんごを剥いている私の元にやってきて、得意気に話す史哉。 「やったね♪」 そんな一言に、スキップをしながら ダイニングテーブルについた。 .
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