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「ただいまぁ」
そんな声に、ようやく我にかえる………お昼ごはんも食べずに、そのまま ぼーっと過ごしていたようだ。
小1の次男、史哉が帰宅したことにより…………やっと動き出す。
「お帰り」
「お母さん、おやつは??」
いつもと変わらない史哉の言葉に………自然に笑みがこぼれた。
「手洗い、うがいしてからね」
「はぁ~い」
史哉が素直に洗面所へと向かった………めずらしい……今日は、一度ですんなり行くなんて……………
「今日ね、百点だった♪………………見て、見て~♪名前もはなまる~♪」
りんごを剥いている私の元にやってきて、得意気に話す史哉。
「やったね♪」
そんな一言に、スキップをしながら ダイニングテーブルについた。
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