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「ただいま」と咲は玄関扉を開けるが、母からの返事はない…
静かに台所へと行く
やはり母は何かゴミ箱から探している。かなり真剣な面持ちだ。
とりあえず声はかけずに2階の自分の部屋へ…
咲は母の行動と昨日の夜の奇妙な歌の事を考える…すると一つの共通点があった。
「そう言えば…抜けた歯の事話したらお母さん、青い顔してたし、昨日の歌も歯の歌だった。」
でもまだ確信は持てない…
だって抜けた歯をただ捨てただけだし
そうして咲は布団に寝てゴロゴロしていた。
はっと気付いた時には既に夜になっていた。
そして下から
「咲、ご飯出来たわよ」と母の声がした。
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