1・携帯電話、マニフェスト

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テストが終わり、ぐーっと伸びをする。 他の生徒も口々に「疲れたねー」や「お腹すいたー」を言い合っている。 ミカは帰ろうと鞄を持って立ち上がった。 「あれ、ミカ、もう帰るのー?」 「うん。今日は部活仲間と用事あるから」 「バイバーイ」 「バーイ」 クラスメートに別れをつれて外に出ると、部活仲間のユウがすでに待っていた。 「ミカ!」 「ユウー!おつかれー!」 「今日は歌うよ!?」 「もち!RAD祭!」 ユウはミカの唯一のRAD仲間で、部活仲間。 すぐに物怖じしてしまうミカと正反対で、ユウは常にはきはきと意見を言う。ミカにとっては少し憧れの存在。 「あっ、そーだ!うちね、セツナレンサ歌えるよーになったの!」 「……うそっ!?HIPPO-PO-PORI rock'n roll techno disco のとこ?」 「そう、そこ」 「うわあ先越されたあ」
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