27人が本棚に入れています
本棚に追加
テストが終わり、ぐーっと伸びをする。
他の生徒も口々に「疲れたねー」や「お腹すいたー」を言い合っている。
ミカは帰ろうと鞄を持って立ち上がった。
「あれ、ミカ、もう帰るのー?」
「うん。今日は部活仲間と用事あるから」
「バイバーイ」
「バーイ」
クラスメートに別れをつれて外に出ると、部活仲間のユウがすでに待っていた。
「ミカ!」
「ユウー!おつかれー!」
「今日は歌うよ!?」
「もち!RAD祭!」
ユウはミカの唯一のRAD仲間で、部活仲間。
すぐに物怖じしてしまうミカと正反対で、ユウは常にはきはきと意見を言う。ミカにとっては少し憧れの存在。
「あっ、そーだ!うちね、セツナレンサ歌えるよーになったの!」
「……うそっ!?HIPPO-PO-PORI rock'n roll techno disco のとこ?」
「そう、そこ」
「うわあ先越されたあ」
最初のコメントを投稿しよう!