1・携帯電話、マニフェスト

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「いや、ミカのほうがRAD歴短いでしょ。当たり前じゃん」 「そーだけど、絶対私のほうが英語の成績いいしー」 「成績は関係ない。熱意だ熱意!」 ユウに小突かれながら歩いていると、やがて近所のカラオケボックスについた。 受付を済ませ、部屋を借りる。 「あれ、今日結構広いじゃん!ラッキー」 ユウは端末を早速取り出し、ぴっぴっと予約を始めた。 「え、ちょ、ずるい」 「どーせ一緒に歌うんだからいーじゃん」 予約したのは、いいんですか?とます。、それから有心論。 「おかずのごはんが一番入りやすい」 というのはユウの持論だ。
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