2nd

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「何故あなたがいるんです」 説明するのも面倒だし、何より生徒会が麻宮先生への返事を怠ったから、なんて言えないから黙って首を横に振る。 「全く。本当に無愛想な方ですね。不愉快な気分になりますよ」 「はあ、すみません」 投げやりに返事をするとますます副会長の機嫌が悪くなる。 「さっさと消えて下さい。彼らの案内に来たなら、私が変わります」 おお、それは願ってもないことだ。 よし、お願いしよう。 頭を深く下げて、今度こそ踵を返す。 生徒がどんどん登校し始めて賑やかになりつつある昇降口を抜けて、教室に向かう。 教室に入った途端、あからさまなため息を吐かれたりしたが、無視して席について昨日と同じように本を読みながら、時間を潰した。 しばらくすると始業のチャイムが鳴り、麻宮先生が入ってきた。 「皆さん、おはようございます。 このあとはすぐに集会ですが、その前に転校生がいるので紹介しますね」 扉を開けて外にいる三人に麻宮先生が声をかけると、さっきの三人が中に入ってくる。 .
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