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一一一一カランコロン
「いらっしゃいませ。お待ちしておりました、森本龍太郎様。」
古びた喫茶店。
そこに一人の同い年くらいの男の人。
髪は明るくて毛先はくるくる。
カウンターには白いマグカップ。
「冷めないうちにどうぞ、」
龍「…あんた、誰?」
「山田涼介、ここのオーナーです。」
山田さんと言う人はカウンターに
置いてあるのと同じマグカップで
カプチーノらしき物を啜る。
「…悪いようには、致しません。取り敢えずお座り下さい。」
恐る恐るマグカップの前に座り
マグカップの中を見るとミルクで
可愛いクマが描かれていた。
「さて、本題に入りますね。あなたは、2週間寝ていました。」
龍「は?」
「そして昨日、お亡くなりになりました。」
龍「いやいやいや、何言ってんの」
「信じられない、と」
龍「当たり前だ…!!!」
「…カプチーノを飲んでみてください。」
龍「は…?毒とか…」
「…飲んで下さい、」
山田さんの笑顔が不気味で
黙ってカプチーノを啜った。
龍「っ…!?」
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