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「あああああ跡部さんごめんなさい!!血が、今は出てないけどハサミが!!血が!!」
テンパりながらとりあえず謝罪をする。
うわあでもどうしよう。血、出るよね!?
治療をどのように行うか、どうすれば出血量が少なくて済むか。
頭の中はずっとそんなことで一杯だった。
そんなときに、不意に誰かに肩を叩かれた。
助けてくれるのかと叩いた主を見ると、いつぞやの常識人、バッテン傷先輩が私の肩を掴んだまま立っていた。
地味に痛い←
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