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話が早く済みそうで助かった。
とホッとしたのも束の間。
「俺様を無視して話を進めるんじゃねぇ!!」
…あぁ。余計なのが帰ってきなすった…。
「あー…。
ええと、部員の皆さんに必要事項は伝えたので。
後で聞いておいてください…。」
「あ!?おい、お前、ちょっと待て!!」
もうこれ以上あの人と話したくない。
その一心で私は逃げるように部室を去った。
ここにも二度と来たくないし、
もういっそ新しい救急箱を渡すときは、メモ書きを添えて日吉くんの机にでも置いとこうかな…。
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