無情にも時は過ぎるもの

4/5

136人が本棚に入れています
本棚に追加
/64ページ
どんなに遅く歩いても、進んでいればいつしか到着しているのが当たり前で。 一週間前も訪れたテニスコートに、私は再び来ていた。 相変わらず、テニス部ファン?の皆様の声がきゃあきゃあと響き渡っている。 いつもいつもこのフェンス前で騒いでいて、疲れないのだろうか? はあ、と短いため息を吐いて、テニスコートの中を覗くと、鳳君と目があった。 彼はこちらに気づくと、すぐさま跡部さんに駆け寄り、何かを話していた。
/64ページ

最初のコメントを投稿しよう!

136人が本棚に入れています
本棚に追加