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赤い閃光が俺の30㎝横を通過して後方に着弾したころで激しく燃え上がった。
それと同時に右手にはめているブレスレットの文字をなぞる。
ブレスレットが黄色く光り、ブレスレットの周りに電撃が走り出すと俺は一気に相手に向かって電撃を拡散させて放った。
「お、おい!ウソだろ!?」
相手は思いもよらない攻撃になすすべなく直撃、、、、、、
そこで「チェクメイト~!!」と審判がコールする。
「勝者、羽山 海斗!」
俺は勝者コールを無視して戦闘フィールドを出た。
「弱ぇ、、、」
海斗はこの学園都市で一番の『BreakGame』プレイヤーだ。
『BreakGame(ブレイクゲーム)』とは、ビットコードと呼ばれる文字の刻んである装飾品や武器を使い、相手がギブアップするか相手の武器が壊れるまで闘う、、、と言うものだ。
どう闘うのかと言うと、話せば長くなるな、、、
まぁ、ビットコードを指先でなぞるとその人物の特色にあった攻撃ができるようになる。
だから電撃が俺の特色らしい。
ああ、あとブレイクレベルがあがると色んな派生技がでる、まったくファンタジーだな、、、。
平和な学園都市で唯一エキサイティングでスリリングなゲームだけが海斗を駆り立てた。
だがそこはゲーム、致死量の攻撃や戦闘フィールド以外での攻撃は出来ないようビットコードにはナノチップが埋め込まれている。
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