不思議な1日

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トイレに行っていたのか、ダースがリビングに入ってきた。 「可愛いダース坊や、お誕生日おめでとう。プレゼントはソファーの上にあるわよ。」 叔母さんがダースにそう言い、ほっぺたにキスをした。 ダースはプレゼントが気になってしょうがない様子で嫌々キスされていた。 キスが終わると一目散にソファーに行き、プレゼントの包み紙を破きはじめた。 「それにしても、その髪はどうにかならんのか!それにそのタトゥー。汚らしい…吐き気がするわい」 バード叔父さんがルキアに文句を言っていた。 ルキアの髪か癖っ毛で跳ねてはいたものの、ルキアはスタイルはよく綺麗な方であった。 しかし、叔父さんがいったとおりルキアにはタトゥーが彫ってあった。 誰がいつ彫ったのかは知らない。 ルキアが両親のことや、タトゥーのことを聞くのは勿論。ダズリー家では質問禁止されているのだ。 何回か気になって質問してみたが、そのたびに晩飯が水だけになった。 タトゥーは左腕から左側の首にまであった。 肩には薔薇のような花があり、蔓のような物が首と腕にあった。 叔父さんと叔母さんはこのタトゥーが嫌いだ。隠すために真夏に長袖に首のも隠すためマフラーをつけさせられたりした。 最近は家では何もつけなくなったが、外に出るときは包帯を巻いたりした。 こんなことがあったが、ルキアはこのタトゥーが気に入っていた。特別な気持ちがするし、両親とのなんらかの繋がりがあると考えると嬉しかったからだ。 「おい!コーヒーはまだか!!飯も早くしろ。」 叔父さんがまた怒鳴ったので、ルキアはスクランブルエッグとトーストをテーブルに運び最後にコーヒーを叔父さんの前に音をたて思いっきり置いた。 中身がテーブルに飛び散ったが、叔父さんたちは気づいていなかった。 なぜならダースがいきなり怒鳴りはじめたからだ。 「僕の欲しかったゲームがないじゃないか!!」 「ダース坊や、ちゃんと見ましたか?パラレル叔母さんのやフラット叔父さんのは見ました?」 パーロン叔母さんがダースに聞いた。 「ちゃんと見たに決まってるだろ!?僕、欲しいって言ったのに!」
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