青空の捜索

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『山越、俺…っ 山越が好きだ…』 「北島先輩!」 四時限目終了のチャイムが鳴ったあと、俺はすぐ先輩の教室へ向かった。 「おお山越。やっぱ来たか」 「一緒にお弁当食べませんかっ」 先輩たちが「えー北島今日もあっちで食うのかよ」「居ねぇとつまんねー」という言葉を口々に発する。 「悪ぃな。わざわざ来なくても、屋上で待ってるのに」 「…なんかごめんなさい。 毎日連れ出してしまって」
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