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「それはそうと、お前のお気に入りの娘は誰だ?」
夏希がニヤニヤしながら、俺の方を見る。お前になんか教えるか・・・
「お前は祐実ちゃんしか見えないんだろ?」
素っ気なく、それとなく夏希の話に流す。
こいつになんか言うとすぐやらかすからな・・・・ぜってー言わねぇ。
ちなみに、俺のお気に入りは黒髪のツインテールの娘だ。
名前は、江村 いつき。
俺の幼なじみで、幼稚園からの知り合いだ。
ちなみに幼なじみだからと言って、世話焼きとか、ツンデレとか全くない。ていうか会話がない。
俺は結構仲がいいと思っていたんだが、中学の時に「キモい」って言われてから、全くの会話がない。今ではもう完全に他人の状態だ。
しかも、気まずいのにクラスがずっと同じという悲惨な結末になっている。
ギャルゲーやラブコメの主人公の様に幼なじみが可愛いからって、主人公の事が実は好き、なんてパターンはリアルでは存在しない。
俺的に物凄い可愛い。これが世に言う幼なじみ補正か・・・
ちなみに胸がいい感じなのである。
まぁ、授業サボってこんなことしてるから、キモいだのなんだの言われるんだろうな。
自覚はしてるんだ、自覚は。
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