~第二章~

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去年の運動会、恭介は真新しい豹のプリントがされた運動靴を履き学校に現れた。 『恭介クツ新しいが!いいな…』 『昨日母さんが買ってきてくれたんだぁ、前の古くなってたしね』 恭介には両親がいるが、父親は長い間隣町の病院に入院したきりだった… 運動会が終わり、今日も帰る方向が同じ恭介と七海、三人で家路に着く。 あの日もいつもと同じ、何も変わることのない時間… いつもの脇道にはいり、恭介と七海の背中を見送り坂を上った…。 そして二人と別れた数時間後… 恭介は消えた…
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