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家に帰り二階の窓をあけ外を眺める。
『恭介は学校に戻ったんだ、運動会が終わったのが4時から5時の間、七海の家まで20分…そこからまた学校に戻ると、学校に着くのは5時半から6時くらいかな?その時間学校にいるのは、先生しかいない…』
時計に目をやると、3時を少し過ぎたあたり…
『先生、学校にいるかな…?』
自転車にのり学校に向かう、自分が何をしようとしているのか、そんな事を考える余裕は、今の勇太にはなかった…
ただ、恭介が居なくなった本当の理由を知りたい。
その思いだけが小学5年生の少年をつき動かせる。
国道の脇には、その後ろ姿を心配そうに見つめる、体操服姿の少年がいた…
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