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4月
ポカポカ陽気に恵まれた今日に感謝しつつ僕こと、田中 貴明(タナカ タカアキ)通称T-T(嘘)はのんびりと学校に向けて歩いていた。
貴明(高校2年になっても僕は脇役・黒子に徹するけどね……)
僕は雲1つ無い青空を見ながら学校に向かった。
私立カモメ橋高等学校
通称カモ学
自由な校風がウリの高校
そして、深い青のブレザーに黒のズボンの男子制服
赤のブレザーに黒のスカートの女子制服は男女人気が高く競争率は高いのだとか
誰に言っているのかわからない説明を頭の中で浮かべつつ僕はカモ学の門を通過して昇降口に向かうと下足箱の前で困った顔をしている男を見つけた。
貴明「やぁ、ハーレム主人公・女たらし」
「朝からご挨拶だな!?貴明!」
僕がハーレム主人公・女たらしと呼んだ男、芹澤 恭也(セリザワ キョウヤ)は朝からの僕の発言にツッコミをいれた。
貴明「それで、ハーレム主人公こと恭也くん、いつものハーレム要員2名は?」
恭也「ハーレム違うって……結香と加奈ならあっち」
恭也が指差した方を見てみると……
「「恭也(恭ちゃん)は私のですわ!!(だよ!!)」」
大声で言い争いをしている2人がいた。
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