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「ジー」
声で「ジー」と言っている少女を無視してモリモリ豚キムチ定食を食べる俺
「貴明くん、女の子には優しくしなさいって言っているでしょう?」
シビレを切らした少女は僕に向けてツッコミをいれた後、僕の回答を待った。
貴明「……少し食べますか?萩原先輩」
萩原「あら、悪いわねって……私のことは桜華って呼んでって言ったわよ?」
豚キムチを食べつつ訂正を求める少女もとい萩原 桜華(ハギワラ オウカ)先輩
貴明「失礼しました……桜華先輩」
桜華「先輩はいらないけど妥協するかな……まぁいいや、そう言えば、京から伝言、放課後屋上に来てだって」
貴明「マジですか?」
僕はめんどくさいことになりそうだと思いつつ本当かどうかを尋ねる。
桜華「マジよ」
どうやら冗談ではなかったらしい
貴明「剣道部主将の生徒会長の呼び出しっすか……」
桜華「そんなこと言ってると京に怒られるわよ?」
貴明「ですね」
ボソリと本音が出てしまった口に釘を挿す桜華先輩
今日は桜華先輩と話ながらお昼を食べたのでした。
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