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?「そっかそっか。是非うちに入ると良いよ。
こちらとしても若い女の子が入るのは大歓迎だし」
優男風な男が穏やかに笑う。
そして今度は眉間に皺を寄せた男が話始める。
「女で入隊志願者なんて初めてだな。
必要に応じて…市民を、手に掛ける仕事が沢山ある。お前はそれをやれるのか?」
こちらを試すような目で見てくる皺男。(勝手に命名)
蒼空「――はい。」
土方「………そうか。ああ、そうだ…俺は新撰組副長、土方歳三だ。よろしく。」
そんな視線をものともせず、しっかりと答えた蒼空に、ふっと土方は微笑んだ。
蒼空「よろしくお願いします。
私は花村蒼空と申します。」
近藤「私は近藤勇、とりま新撰組局長やってるよー。」
土方「近藤さん、前から思ってたけど口調が軽すぎだ」
近藤「えー…そう?ごめん」
溜め息混じりに近藤の口調を指摘した土方に、近藤は口を隠しつつ謝った。
土方「はぁ…。
あ、とりあえず蒼空は藤堂って奴に入隊試験を受けてくれ。
勝っても勝たなくても入るのは変わんねえけどな」
蒼空「っはい!ありがとうございます!!」
にこっと満面の笑みを浮かべる蒼空だった。
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