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『もう一回、会って話せないかな?』
涙が収まった後、あいつにメールを送った
初めて、私が本気で好きになった人…
もう自分が年上だからとか、プライドとか、今はそんなのどうだっていい
少しでもあの人と戻れる可能性があるのなら、それに全力ですがり付きたい…
なんて返事がくるだろうか
もしかしたら、もう返ってこないかもしれない
携帯を握りしめたまま、私は返事がくることを祈っていた
何時間たっただろう
外を見ると、すでに真っ暗で人や車も疎らになっていた
23時40分…
意外にも時間が過ぎていたことに、自分でも驚く
あいつはそろそろ眠る時間
もう、ダメなのかな…
そう思い始めた頃、携帯があいつのメールが届いたことを知らせる
この着信音も、もう聞けなくなるのかな…
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