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「久々じゃん。真緒から誘って来るの。なんかあった?」
次の日、約束の時間まで一人でいるのが辛くて、高校からの友達の翔くんを呼び出した
「…うん、ちょっと一人でいるのは無理です;」
私は下を向いたまま小さく答えた
「ふぅ~ん…」
翔くんはタバコに火を付けて、はぁ~っと大きく吐き出した
「…彼氏と別れたか?」
「にょっ!!!???;」
「…お前は隠そうとしても無駄なんだよ。わかりやすすぎる。」
翔くんはニヤっと笑いながら私を見る
さすが…
高校生の頃から、翔くんにだけは隠し事できずにいた
というか、私の行動をよんでる感じだった
「まぁ…そんな感じなんですが…;実は今日…」
「あぁ…今日話し合ってちゃんと別れるんか?んでその時間まで一人は辛いから俺を呼び出したと」
あ、もうわかってるのね
「はい、その通りです;」
私ってそんなにわかりやすいのかな;
「ってか!!まだ別れるって決まってないし!!」
私はついムキになって大きな声を出してしまった
「そうなの?じゃあ何でそんな落ち込んでるんだよ。」
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