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「や…きっと別れることになると思うけど…」
昨日の、さやの言葉が胸にひっかかる
「話してみなさい。」
翔くんはいつも私をからかってくる
だけど私が困ってる時や悩んでる時、一番に気づいて助けてくれるんだ
だから、翔くんの前だと気が緩む…
涙が、弱音が…
次々に溢れてきた
「実はね、あいつが浮気したって…昨日電話で言われて…
それでっ…信じられなくて…
友達のさやに電話したら…さやがっ…あいつの…そうだ…っ…ぅっ……っ…」
泣きすぎで、言葉にならない
嫌だ…嫌だよ…
いなくならないでよ
私の側にいてよ…
「も…わかんな…」
「ちょっ、お前が何言ってるかわかんねぇよ。まず落ち着け…。」
翔くんは笑いながら私の涙を拭いてくれた
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