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「大丈夫か?【devil】は、薬やってんだろ?マジで殺されるかもしれねえぞ。」
達也は、不安そうに言う。
「大丈夫。俺は負けたことねえから。」
自信あり気に劉稀は言った。
俺は、族対決でも喧嘩でも負けたことがない。
いつだって俺が勝った。
「だから、今回は相手が悪い。薬やってちゃ何してくるか分からねんだぞ。そもそも劉稀は…。」
「大丈夫。今日はありがとう。何かあったら達也さんを頼りにしてるから。」
と達也が話している途中で劉稀は言いながら帰ろうとした。
「あっおう。気を付けろよ。」
「んっ。」
劉稀はバーを出た。
―――――――――――――
「『頼りにしてるから』か……上辺だけのくせに……。」
1人になった達也は寂しそうに呟いた。
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