アタック①

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☆同じ学校☆ いつもより早く登校した私は、静まりかえる下駄箱に1人。 そっと靴箱を開け、手紙を入れる。 ドキドキしながら放課後を待つ―――。 または、 放課後。 クラスメイトは殆ど教室に残っていない。 部活に行ったか、帰宅したのだ。 それを見計らって、彼の机に手紙をひっそりと忍ばせる。 「どうか返事がきますよーに!」 と、願いを込めて…。 それか、 机に毎日1文字ずつメッセージ。 「す」 「き」 「で」 「す」 最後にイニシャル。 彼はきっと同じイニシャルの子を探すかも。 で、そんな素振りを見せる私に気付き、意識するようになるかも…。 他には、 借りた物に手紙を挟んで返すとか。
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