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帰り
僕と龍はそれぞれ恋人を呼びだし賭けをはじめた
涼介はただ静かに"わかった"だけ侑李も同じだったみたい
そのあと一緒に帰ったけど無言
だって久しぶりに涼介と帰ったんだもん
きちんと家まで送ってくれる涼介
どうして優しくするのかな
だから僕は…涼介を嫌いになれないんだ
「…またな」
「うん、気をつけてね。」
そして僕は気づいた
涼介は本当に僕をみていない
だって…瞳の奥が侑李を映している
…僕ではない
だけど、僕は最後まで涼介を信じ続けるんだ
たとえ侑李を映していても僕は涼介が好き
龍、お互い頑張ろうね
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